サウスポー転向までの道程

右利きの社会人テニスプレーヤーが、一念発起して左利きに転向して上級者になるのを目指すブログです。現在左利き転向3年目です。スクールの在籍クラスは2017年初級初中級→2018年初中級中級→2019年上級。同じようなことを考えたことのあるような人の一助になれば幸いです。過程(心境)→転向に使用した道具紹介→技術の流れで書いていきたいと思っています。テニス中心に、雑記も混ぜつつ。

「人間は右利きやと思うから右利き」

社会人になった当初は転勤が多く、色んなところを転々と。

 

まあなんやかんやありまして、かつて所属していたサークルの団体戦に出ることになりました。

 

が、まあものの見事に全敗笑

 

その時点で悟った。10年テニスしてきたけど、俺はセンスない。と。

 

頭でどうすればいいか分かってるのに、悪い癖が抜けない。色々アドバイス貰うけど、それが凄い悔しい。でもどうにもならない。でも試しに左で振ってみると、癖のないスイングができる。

 

決めた。人から命令されるのは好きじゃないから、自分で自分に命令する。

 

「二度と右に戻れると思うな。左でテニスをやれ。つべこべ言わず練習しろ❗️」(心の声)

 

決意は固まって、俺左利きになろうと思うんです、とリーダーに相談する。ちなみにリーダーはめっちゃ優しくて、常に受け止めてくれる存在でした。

 

「この前武井壮が言うてたけど、人間は右利きやと思うから右利きらしいよ。だから自分を左利きやと思ったらなれるかもね。」

 

たしかこんな感じで俺の背中を押してくれた。

 

俺はその言葉を聞いて、絶対なったるねん❗️と覚悟した。

 

もうその時の俺は藁をも掴む気持ちで、色んな人にアホみたいに質問してたな。

 

んで、チームにはやたら道具に詳しい人もいました。その人はラケットとガットに一家言ある人で、

 

「ラケットは面が小さくて重たく、

ガットはナイロンマルチで柔らかく張るのがいい。」

 

とおっしゃっていました。とにかくボールを掴む感覚を持てるようなチューニングをしろ、とのこと。(潰せということかな?)

 

当時の僕は、バボラのピュアドライブに4gというポリガットを貼っていて、

 

面がでかくて、ガットが硬い、

 

という真逆のチューニングをしていました。

しかも良くも悪くも球離れが異常に早い。

 

今思えば、このサークルでの出会いとやりとりがなければ今の僕はいません。ほんとに感謝ですね。

 

帰宅した僕は、当時最重量モデルとして一世を風靡しかけたwilsonのRF97という340gのラケットを購入しました。もちろんお急ぎ便で。

 

ガットはGosenのウミシマを40ポンドで貼りました。

 

○ラケット変更前

面サイズ      100インチ

ガット          ポリ(硬い)

テンション   50ポンド

重さ              300g

 

○ラケット変更後

面サイズ      97インチ

ガット          ナイロン(柔らかい)

テンション   40ポンド

重さ              340g

 

テニスをされたことがある人はお分かりだと思いますが、全く別物です。

 

当時は隠してたけど体調もボロボロやったし、精神的にもホンマに疲れてて、自分のことを誰も知らないところでやり直したいと。新しい自分になりたいと。

 

ネットで地域のスクールを調べたところ、一つ気になるスクールがありました。もう何年も前なのですが、都市圏の駅構内にデカデカと看板貼ってあって「なんかここ楽しそうやなあ…」と感じたことを思い出しました。

 

 

 

「ここなら…」

そう思った僕は電話を手に取りました。