初レッスン上陸
遊びで左で打ったことはあるけれども、本格的にやったことなんか一度もない。
やけん、クソ下手くそである。
おそらく野球部の初心者が右手で打つ方がまだまともである。
ので経験者というのは伏せといて(傷つきたくない小心者なので)、「大学のサークルで遊びでやってました〜」と自己紹介。
生徒さんからはパチパチパチパチ…とまばらな拍手。
若いわねえ〜❤️というおばちゃんの声もチラホラと。
いや俺はテニスをしにきたんだ。
実はレッスン前家で素振りしてきたんですが、その時の感覚は悪くなかった。ので、なんとかなるやろと軽い気持ちでベースラインに並ぶ僕。
「じゃ、ボール出しまーす!」
というコーチの爽やかな声のもと、ゆるーい手出しのボールがでてくる。
「アッ、これ打てるわ❗️」
そう思った僕は渾身のフルスイング。
そしたら
クソ手首痛い💢
打ち負けるってもんじゃない。
かつてこんなに打ち負けたことがあるだろうか、いやない。
明後日の方向に飛び出したボールは真横のネットに突き刺さる。
気を取り直してもう一球!
が、しかしなんも結果変わらん!
ボレーはただただ打ち負けるし、痛いし入らんし。
スマッシュはかすりもせん。肩がすっぽ抜ける感覚だけが残り、サーブに至ってはネットにすらとどかん。というかわけわからんところにトスが吹っ飛んでいく。
生徒さんとのラリーも、普段ならなんとでも返せるボールすら当てることすらできない。
「右使おかな?」
と一瞬おもたけど、それではここにテニスをしにきた意味がない❗️
意地になって最後まで続けて、結局光るものも何一つ見出せんかったけど、でもそのスクールの雰囲気が明るくて、スタッフもいい人多い。
ここで頑張ってみようと感じた僕は、入会を決意しました。