サウスポー転向までの道程

右利きの社会人テニスプレーヤーが、一念発起して左利きに転向して上級者になるのを目指すブログです。現在左利き転向3年目です。スクールの在籍クラスは2017年初級初中級→2018年初中級中級→2019年上級。同じようなことを考えたことのあるような人の一助になれば幸いです。過程(心境)→転向に使用した道具紹介→技術の流れで書いていきたいと思っています。テニス中心に、雑記も混ぜつつ。

サウスポー 転向後のサーブ、トレーニング

更新が遅くなりました。

2020年2月現在、サウスポー に転向してから2年半が経ちます。

2年半経ってようやく安定してサーブが入るようになりました。(たまにフリーポイントも奪える、キープができるようになってきた)

当初は50kmも出てなかったようなサーブも、現時点で100kmはでてるかと思います。
2020年中にセカンドサーブのアベレージ130km、最終的にはmax180kmを目指しています。(無謀と思われるかもしれませんが、自分と似たような体格の人がその速度を出せてるのを見ると可能だと思っています。)


転向時に苦労した点は山ほどあります。
(「右でサーブ打てば?」とも言われましたが意地で続けました、、正しい打ち方と振る力があればできるという理論なので、それを自分で証明したかったのです。)

・肩を縦に回せない(何も持たなければできても、ラケットを持つとできない)
→何回もスイングを重ねることで縦に回せるようになってきました。厳密には体を倒して腕を上側にもってきていますが、、

・スイングするときに体が開く(意識しても閉じれない)
→いまだに上手く閉じられません。
ただ閉じなくてもそこそこのサーブは行きます。いい選手はみんな閉じているので閉じるのが理想な形とは思いますが、肩周りの可動域が足りないせいなのか、閉じるのが苦しいです。

・ボールが飛ばない(ネットにすら届かない)
→1年くらいはまともに前に飛びませんでした。
 2年経って前に飛ぶようになり、2年半経った頃に突然打てるようになりました。(今まで出来なかった正しいサーブの動きができるようになった。youtubeの窪田テニス教室で教えられているサーブの打ち方をしています。)

・トスがあげられない(手からボールが離れない感覚になる。ちなみに右利きサーブの時、左手であげるトスは容易にできます。)
→窪田テニス教室のトスのあげ方を参考にしたところうまくいきました。
なお私は人差し指、中指、薬指に乗せてそのまま上げる打ち方です。握りしめる持ち方をすると引っ掛けるタイプなので。




レーニングは色々としてきました。今のようにサーブが打てるようになったのは、このトレーニングが良かったからと明確に言えるものはないです。

ただコートで打つだけではなくて、家でもこういう練習をすることで徐々に肩周りの筋肉がきたえられたり、ほぐされたりすることで、はじめはできなかった動きができるようになってきたかと思います。

下記はご参考までに。(サーブのスイングそのものよりも、肩まわりに必要な柔らかさと筋力を鍛える練習です)

・タオルの先端を丸めてサーブの打ち方でスイング

軽負荷でスイングも速いので、短時間で回数をこなすことができます。
肩周りをほぐしたり、腕の通り道を作る練習に良いと思います。

・体の前で肘を伸ばしたままで長い棒(バットやゴルフクラブ等)の両端を握り、肘を伸ばしたまま頭の上まで上げて、肘を伸ばしたまま背中側の腰付近まで長い棒を下ろしてくる
これを前→後、後→前を繰り返す

これも肩まわりのほぐしになりますし、筋力も付いてきます。(目に見える筋力というより、飛ばすのに必要な力が鍛えられるという感じ)

注意しないといけないのは後→前の動きは固いので無理のない程度で。

・チューブトレ
1.頭上で両肘を伸ばしゴムの両端を持ちます
そのまま両肘を伸ばしたまま体の真横に腕を下ろしてくる
→肩まわりのテイクバックが深くなるので、スイング時に打点までの距離を稼げるようになる。

2.前へならえの姿勢でゴムの両端を持ちます
両肘を曲げたまま体の真横に腕を持ってくる
→肩の後ろあたりの筋肉が鍛えられる感じはあります。私自身はそんなに効果を感じられず。

・パワーストロークを使った素振り
これはストロークほどは効果は出ない感じがします。というのも引利き手でやると重すぎて滑らかに振れません。筋肉を付けるのには良いですが、肩まわりの柔らかさやスイングの滑らかさを鍛えることはあまり出来なかったのではないかと感じています。

・バドミントンシャフトを使った素振り
軽いので連続的に何回も振れるので、肩まわりの滑らかさを鍛えたり、回内や回外のコツを掴みやすい練習かと思います。
ラケットが軽いので回内や回外の連続動作の回数をこなしやすく、体に染み込ませやすいです。

・ラケットを使った素振り
実際の形に近いので効果的かと思います。
色んな打ち方を試すと良いです。いい打ち方も悪い打ち方もできるなお良いです。
そしてそれをコートで試すことです。
素振り時はトスアップや打球イメージも持つ方が良いです。
私は窓ガラスに写る自分を見ながら振って、常に自分のフォームを確認していました。
ビデオ撮影も良いかと思います。

実際の形に近いと書いたのは、実際にはその形では、はじめは打てないからです。
それはトスも乱れるし当てようとしても上手く当てれずフォームがくずれてしまうからです。

でもそれでも必要です。崩れたものを治す作業、正しい形を覚えこます作業があって安定につながると私は思うので。



色々書きましたが、それぞれ数をこなすことが大事だと思っています。
反復練習は地味ですが、正しい形で何回も何回も繰り返すと今まで出来なかった動作ができる瞬間がくることを私は体験しました。

正しい形は自分なりに見つけて欲しいです。
もちろん私なりに思うことはブログには書いていきたいとは思っています。

正しい形を知るためには、これをしたから今までうまくいかなかったんだということを排除すると良いです。

今日も素振りします。


追記、、
本日2020.2.19にコーチにサーブを見てもらったところ、フラットは140km程度、セカンドのスピンは100km程度とのことでした。

テニスあるある

・ジャッジで喧嘩をはじめるおばちゃん
(話してみると意外といい人。)
・オンラインを全てアウトにするおっさん
(社会の厳しさ?)
・ミックスダブルスで喧嘩をはじめる夫婦
(家でやって!)
・商品が肉の大会の時やたら強いやつ集まる
(どっから来たんや⁈こいつら)
・コードボールで得点取って謝るけど内心ガッツポーズ
・会場にいる人全員強く見える
(来る場所間違えたかな俺、、)
・初級大会に現れる謎の全国経験者
(こちとらインハイ予選ブロックで敗退ですが何か)
・サーブ打つ時口が開く
・ボレーの時キメ顔
・茂みに入ったボールを探しに行ったら3球くらい見つかる。でも自分のボールはない。
・誰かの振動止めを拾う
(レディースもの多し)
・スクールのフロントが可愛い。でも決まって彼氏持ち。
(俺にはテニスがあるさ。と嘯く)
・おっさんしかいない上級クラス
(女子がおればなあ、、)
・職場なみに雰囲気ピリついてる上級クラス
(職場の方がマシかなあ、、)
・そして隣の初級クラスの女子をチラ見するおっさん(と僕。そして目があった瞬間逸らす)
・やたら練習する主婦(プロ?)
・可愛い子の試合で面識ないのに応援しだすおっさん

たまには楽しくね。

テニスをやるだけではテニスはうまくならない

あけましておめでとうございます。

今年も宜しくお願い致します。

今年こそはサーブを強化してA級の選手になります。

昔(右利き)と今(左利き)を比較すると明らかに上達速度に差があります。(左利きになってからの方が上達が速い)

それは利腕に起因するのではなく、練習の仕方を変えたからです。(スクールに行き出したのが大きい)

以前はコートに行って

・ショートラリー
・ボレーボレー
・ラングラリー
・試合
終わり。

でした。

でも一向に上手くなりませんでした。
練習は週2.3としているのに。

気づいたことは

・ラリーでは相手のボールの力を借りて打てる
(相手は強いボールを打ってくる)

・試合では色んなところに色んな球種が飛んでくる

・上達が速い人は当たりが厚い(フラットで飛ばせる)

・上手な人はゆっくりなボールも速いボールも返せるし、ゆっくりなボールも速いボールも打てる

言い換えると

・でたらめなフォームでもボールが返ってしまうことがある(速いボールに対して反射的に打って返ってしまった経験はありませんか?
練習なら入るという経験はありませんか?)

・試合をする中でフォームを崩されていく

・こすったような当たりでは安定感もないし、上達が止まる

・どんなボールに対しても合わせられるような間の取り方のスイングをする必要があり、ゆっくりなボールも打ち込めるような振る力が必要


とにかくきちんとしたフォームと振る力が必要。
そして崩されたフォームは治す練習が必要だと感じました。

・素振り
・手出しのボール打ち
・ラケット出しのボール打ち

この練習をひたすらやりました。

素振りはパワーストローク(内田販売システム)というアイテムを使いました。

ワンショット1日200回程度です。

手出しされたボールに合わせるように足を動かし、打つボールまでイメージしてスイングするのがコツです。

棒に重りがついておりスイング時に重りが移動することで力を伝える感覚が養えます。

重りが移動する力を借りれるのでスイングが緩まず自然なフォームがみにつきます。

また通常のラケットの2倍以上の重さがあるので振る力を鍛えるにはもってこいでした。

このパワーストロークを使った後に普通のラケットを使うと、

いかに自分のラケットは軽いか。
いかにいままでスイングが弱かったか。
いかにボールに力を伝えられていなかったか。

に気づくことができました。
パワーストロークについては後日も書きます。

そして素振りをしていると気付くことがあります。

あれ?この打ち方をコートでやるとどうなるんだろう?

それを球出し練習のときに実践することで、自分のフォームの良さ悪さに気付くことができます。

そして自分で課題を持っていくわけだから、レッスンの時間が以前にもまして有意義になりました。

練習は自分の取り組みの正しさと間違いに気づける場所だと思いました。

なにより悩んで身に付けたものは離れない。

逆手両手フォアハンドに変更

2018年4月頃、ついに左肘が悲鳴を上げました。

 

片手でフォアハンドを打つとその衝撃に耐えられず、ラケットを落としそうになる痛さ、、

 

左肘の負担を減らすため、やむなく片手フォアハンドから両手フォアハンドに変更することにしました。

肘の痛みが引いたら片手に戻そう、、というつもりで始めたのですが、、

 

参考にできる人はいませんでした。日本の女子プロには順手の両手フォアハンドを打つ人はいるのですが、僕は逆手で打ちたかった。

 

その理由はフォアバックで手を入れ替えなくていいから楽だからです。(グリップチェンジはします)

また順手でも順手でも上側の腕を使いやすいが(私の場合左利きにしているので順手なら左腕、逆手なら右腕)、

 

逆手にすることで元々の利腕だった右腕の力をより借りることができる。(左腕の負担が減る)

 

 

順手フォアハンドと逆手フォアハンドそれぞれで振ってみるとどちらの手が使いやすいが分かるかと思います。(どちらの選択が良いとは言いませんが)

 

逆手両手フォアハンドへの変更は比較的容易ではじめは片手フォアハンドの打ち方に左手と右手がくっついたような打ち方でしたが、今は両手の打ち方になってきています。

 

目論見通り肘の負担は減り、肘も痛まないようになりました。また元々の利腕だった右腕の力を借りているので打球速度も球威も増しました。

 

この経験から私は手首や肘を痛めている人には両手フォアハンドへの変更を推奨してします。

 

 

、、、

 

○逆手両手フォアハンドの打ち方

(私はこのように打っています。また窪田テニスの影響も受けていますが、窪田さんが解説している打ち方と同じ打ち方ではありません。左利き転向を目指したブログなので、左利きを想定して書きます)

 

1.構え

体を正面に向けて、ラケットのバックハンドスライスを打つ時の面が真っ直ぐ相手に向くようにする。(フォアバックいずれにも始動しやすい)

この時、右手はラケットのスロートを握り、ラケットヘッドはコート右側にまっすぐ向くように寝かせます。(懐が広く動き出しやすい)

 

2.バックスイング

バックスイング時に打球面がコート左方向、もしくは相手コート側に向くようにする。

 

(相手コート側に向ける意識のほうが、素直にボールに当てやすくフラットも打ちやすい)

この時右腕はまっすぐ伸びて、肩が少し張るような感覚があると良い。(これがパワーになる)

左肘は少し曲がっている。

 

3.フォワードスイング

右腕でラケットを引っ張ってきてインパクト。

(本来の利き腕を利用する)

左手はラケットを握っているだけで使わない。

インパクト時のラケットの立てる具合でスピン量が変わる

(ラケットを立てる→スピンがかかりやすい

ラケットを寝かす→フラット系になる)

 

4.フィニッシュ

インパクト後、体の右横にラケットが向かいラケットヘッドが立った状態を作る。

振り終わってから体が正面を向く。

(体を回しながら打たない。回して打つとドアスイングの振り遅れになる。腕を体の右横に持っていこうとすると体が勝手に前を向く。)

 

ご参考にどうぞ。

テニスエルボー発症とその対応

2017年12月頃、だんだんとボールをしばけるようになり、練習をガンガンとやり始めた頃です。

 

ある寒い日のこと。いつものようにフルスイングしてたら肘に「ピシッ」という感覚が。

 

今まで肘を痛めたことはないから、最初は気にしてなかったのですが、、

 

そのまま変わらずフルスイングするけど、その度に激痛が走る。

 

慣れてない動きに負荷をかけすぎたのか?

 

理由は複合的だとは思いますが、考えられる要因は

 

1.フルスイング

 

2.厚いグリップ

 

3.芯を外して打つ

 

4.寒さ

 

だったと思ってます。それぞれについての僕の対応は、

 

1.フルスイング

これだけは絶対に辞めたくなかったので継続。

迷いなく振り切れば必ず上手くなれるという確信があったので。そしてフルスイングすることで振る力(振る筋肉)を鍛えられると思っていました。(2019年現在はフルスイングをやめています。)

僕の好きな言葉を紹介します。

「思い切って振り切れ。そしたら全てが上手くいく」(テニスの強豪 相生学院 荒井監督)

 

2.厚いグリップ

薄い握りに変更を試みた。

がしかし、明後日の方向にしかボールが飛ばないので断念。

 

3.芯を外して打つ

スイートスポットに当たるように変更しました。

芯を外して打つのは結構特殊技術ですが、打球方向の面下半分に当ててボールを飛ばしていました。

こうすることでインパクトで面が急激に裏返り、強烈にスピンがかかるので打球速度を高めながらもコートにねじ込むことが可能になります。

しかし、スイートスポットを外しているのでボールを押し切れない、衝撃が大きく体に負担がかかるという問題もあります。

なのでラケットの真ん中に当たるようにしました。

 

4.寒さ

あったかくなるのを待ちました。

 

この時点で対応できたのは真ん中に当たることだけ、、肘の痛みが引くことはありませんでした。

 

ボールを潰す、ボールの潰し方

バックでフルスイング

 

のつづきの記事です。

 

フルウエスタンの片手のフォアハンド、両手のバックハンド。

いずれもフルスイングしてて振る力がついたのか、打球の速度や回転量もあがってきました。

 

そんなある日のこと、張ってたナイロンのガットが切れました。

 

「ナイロンが切れた時にポリに移行すると良い」という話を昔聞いたことがあり、ポリに移行することにしました。

 

アルパワーフローロ(2019年12月現在廃盤)というストリングなのですが、打球音が「バコッ!」っていう深い音で、強く叩くと独特の柔らかさがある不思議なストリングです。

 

これがハマって球が潰れるようになりました。

 

そこからさらに強くスイングする日々が続きました。

 

、、、

 

当時はスイング速度を上げてボールを潰していたのですが、下記のような理論で潰した際に回転がかかると思っています。

 

○ボールを潰す

→ラケットにボールが当たった状態でボールが変形する

→ラケットからボールが離れる時間が、潰さない時と比較して長い

→手元で長くボールを押せる、持てる

→長く押せる分回転をかけやすい、威力が出やすい、コントロールしやすい

 

ナイロンストリングだと柔らかいのでボールより先にストリングが変形してしまい、長いことボールを持つことができるとは思うのですが、ストリング変形によりパワーロスする感じが私はあります。

なのでよくポリストリングが推奨されるのでしょうね。

 

○ボールの潰し方

1.スイング速度を上げる

2.厚く当てる

3.ポリストリングを張る

 

でよく言われているのはこの辺りでしょうか?

全て正しいとは思うのですが、「1.スイング速度を上げる」は筋力が必要で、女性や非力な人にはできないという欠点があります。

 

僕はいま(2019年12月現在)

 

2.厚く当てる

4.スイング速度を落とす(落とすことでインパクトを正確にできる+長く持てる)

5.打つ瞬間も力を抜き続ける(ラケットとリストの角度が崩れない程度)

 

が大切だと思っています。

これで球持ちを長くできて潰れた(ような感覚)を得ることができ、ボールコントロールの精度が上がりました。

久しぶりに更新(左利きになって2年経ちました)

一年ぶりに記事を書きます。

久しぶりにこのブログを開くと、どうやら見てくださってる方がいらっしゃるようで、、、

ありがとうございます。

もし左利きになりたいという方がいらしたら、その方の希望になれば、と思い現状を書きます。

 

テニスを右利きから左利きにしたのは2017年。

スクールの在籍は(全国チェーンのスクールです)

 

2017年:初級〜初中級

2018年:初中級〜中級

2019年:上級

 

とステップアップしていきました。

当初の記事で書いていた「上級者になる」という目標が達成できたかどうかはわかりませんが、ひとまずスクールの中では上級に在籍するところまでいき、そのスクールのオープンシングルスでも優勝する🏅ところまではいけたという状況です。

 

最近は草トーナメントを回るようになっており、C級クラスであれば優勝することもできるようになってきました。

 

かなーり練習して、お金もかなりかけましたが…やってきたことは無駄ではなかった、、

というより無駄なことも数多くしてしまったのですが、無駄なことをしたから別の選択肢の良さに気付くことができました。

なにより決断して、継続して努力したのが良かったと思っています。

 

ここまでの道のりは前の記事で止まってしまっています。

 

でも左利きになりたいという人はいらっしゃると僕は思いますし、実際に転向した人がどういう感情、アプローチで取り組んできたかを読めばなにかの手助けになるかもしれないとも思っています。

 

時間を見つけて成長の過程や、左利きに転向するために使用した道具、練習も紹介していきたいと思います。

バックでフルスイング

バックの指導で一般的なのは「利き手と逆の手でフォアハンドを打つイメージでスイング」が多いと思います。

 

僕も右利きの頃はそうやって振っていました。

 

なぜか上手く打てませんでした。

 

それは「こねる」という動作が強調されて「押す」イメージが皆無だったことが原因かなと。

 

そして「押す」力と感覚を持っていなかったのがいつまでたってもダメやった原因やと思います。

 

「押す力が弱い女性でも上手く打つ人おるやないか❗️ワレ💢」

 

という意見もあると思いますが、そういう人はそもそも力伝えるのと厚く捉えるのが上手い人なのかなとは思います。

 

まあそれはさておき僕のことを話します。

右利きだった人間が左でバックハンドを打とうとするとどうなると思いますか?

 

 

 

 

僕の場合は答えは「むちゃくちゃスイングが窮屈になる」です。

 

なぜかというといままで体を開いてスイングしていたからでしょうね。左手が邪魔でしかないし、邪魔なものがあるからスイングが鈍ってボールを飛ばさない。

 

なので、体全体を使いながら右手で運ぶような打ち方をしないとボールが飛びません。

 

ただ、元々右手の力はあったので押す動作は苦もなくできるようになりましたし、返すだけならいつでもできるようになりました。

 

ある時、初めて参加するクラスに行った時のこと。

 

なんかその日はすげー機嫌良くて(気分屋です)すげー体調が良くて。

 

「おっしゃ。ちょっとええとこみせたろやないけ。」

 

ほんまにこの日は自分のテニスの変化点の一つでした。

 

フォアは微妙やった。けど、バックでフルスイングしたら速いボールがどんどん突き刺さる。

 

すごい調子良かったんです。おそらくまぐれですが。

 

で、コーチと一対一でラリーしたときもガンガン入る。まぐれですが。

 

まだ初中級レベルでしたが、「自分はバックが得意なんじゃないか?」と勘違いすることができました。

 

というわけでバックもその日からフルスイングを開始しました。

フルウエスタンでフルスイング

前回の投稿からかなり時間が空いてしまってました。

 

仕事でバタバタしておりなかなか書けずすいません。でも社会人らしくなれてきたような気もする今日この頃なんで、食らいついていきます。

 

さて、前回の投稿の続きですがフルウエスタンで握る打ち方なんですが亀田興毅もビックリの所謂拳打ち👊シャオラ!

 

その異名の如く、拳を相手に向けてインパクトする違和感120%の打法です。🤡

角度を変えて見ると、サーブの時のコンチネンタルグリップで握ってるけれども、その裏面で打つと思ってもらえれば、違和感120%なのは分かってもらえるかと。

 

分かる人には分かる←

 

「いやそんなんわからんわ✋」

 

って言う人もいると思いますが、「それは置いといて」

 

この打ち方をすると極端にスピンがかかります。そして極端にボールが飛びません。また拳でモノを押している感覚なので極端にボールが軽くなる(諸説あります)と言う代物。

 

飛ばんのやったらどうするねん⁉️

 

「振るしかないやろがい❗️」

 

という鼻息荒いおっさんの声も聞こえてきそうですが、そうなんです。振るしかないんです。

 

ということで、毎日家に帰って例の素振り棒を用いてフルスイング素振りを200本も300本も、いや500本くらいしたかもしれない。

腕もパンパンになるも、なおも振り続ける。

 

しかし人間は甘えの生き物。

 

「もうええかな…?いいよね⁉️」

 

という天使👼の声が聞こえるけども

 

「あかん。あの時の悔しい気持ち忘れたんか?お前が努力せんかったからこんな結果になってんぞ⁉️」

 

という悪魔👿が自分を律する。

 

悪魔の言葉で自分を律し続け、週1回のレッスンを待ちわびる日々。

 

ほんまに毎日継続した。この頃は仕事が暇で定時上がりばっかりやったのもほんまに功を奏した。お金も全然なかったけど、何かに打ち込んでいる時は貧乏が苦じゃなくなる。

 

そして始めて1ヶ月の8月頃。

 

「バコン❗️」

 

という音がして、バウンド後に強く跳ねるボールが!

 

もちろん確率はまだ低いままなんですが、右利きの時とは違う、全身を使ってボールを引っ叩くという感覚を久しぶりに覚えた❗️

 

この感覚は忘れちゃいけねえ。

 

テニスを始めた子供のようにブンブン振り回す日々。でもそれがめっちゃ楽しかった僕は、「これ、ほんまに左利きで成功できるんじゃないか?」と思い出した。

 

ただ、僕調子乗りなんです。

すぐ手を抜くんです。

 

それを知ってたから自戒をこめて、ひたすら素振りを続けた。敵を知り己を知れば100戦危うからずはガチやな。

 

この頃僕がしてた素振りのコツですが、(時間の経過とともに変えました)

素振り棒を使って

1.フットワークを怠らない

2.手出しのボールをスピンをかけて打つイメージを持って振る

3.フルスイング

 

ですね。

 

右利きで失敗した経験から行くと、コートでラリーをするだけでは絶対に頭打ちになる。

成長のプラトーを打破するには、それ以外の要素(僕は素振り、球出し、筋トレなど)が大切だと失敗とここまでの成長を通じて痛感しました。

 

いまとなってはこの頃の何万というスイングが今に生きていると心から思えます。

 

練習法の詳細についてはこれからのブログで書きます。

 

そうして迎えたお盆休み。振替で普段行くことのないお昼のクラスに参加した僕は、自分のバックを見つめ直すキッカケを見つけました。

フルスイングの原点

右利きの頃はスイングが不安定で、合わせにいくばかりでした。

 

現代テニスは、球速が速くスピンの効いたボールが飛んでくる割合がかつてに比べて恐らく高いと思われます。

 

ので、合わせにいくスイングだと弾かれる可能性が高いため、こちらも振り切って回転をかける、もしくは球を潰してコートに収める技術が必要になってくると私は思います。

 

フルスイングするメリットは

 

①スイング速度が高まることで球を潰しやすくなる(球の潰し方、道具選定についてはまた後日述べます)

 

②相手に恐怖心を与えて一歩目の動きを遅くする(とくにはじめの段階でボレーヤーとポジションの近いダブルスで有効)

 

③振り切ることによって振る力がアップし(筋肉が発達)、練習を積めば積むほどさらに速いボールを打てる可能性が生まれる。

 

が個人的にはメリットかと思います。

 

デメリットは

 

①極端に負荷がかかるため体を痛める可能性がある(僕は肘と腰と背中を一時期いわしました。対応策については後日書きます。)

 

インパクトがずれやすくなり、ミスショットが起こる可能性が高まる。

 

③ボールを潰しきれないと、バックアウトを量産する。

 

(ほぼ)すべてのことはメリット、デメリットを保有しているとは思いますが、右利きの頃は振る力が不足していた結果、成功できなかったと感じています。

 

「フルスイングして振る力を鍛える。フルスイングをしてコートにぶちこむ。」

 

ここにこだわって、左利きをマスターすると誓いました。

 

 

 

 

 

 

 

前回の投稿で、握りを変えたと記載しております。

その握りはフルウエスタン。

 

世界で戦う錦織圭選手もこの握りです。

 

他には、ウィンブルドン準優勝を達成したケビンアンダーソン選手や、コールシュライバー選手もこの握りに見えますね。

 

握りを変えた結果は次回の投稿で書きます。